M95,M96

しし座の中央部に位置する楕円銀河がM105です。
M105は、画面左側に写っている3つの銀河のうち,上段の最も明るい円形のものです。中段に見える楕円形のはNGC3384,そして下段の暗い渦巻形銀河がNGC3389です。
M95, M96(画面の右下にある渦巻形銀河)の約1度北に位置し,低倍率では同一視野に見ることができます。
M105はこのあたりの銀河たちで作られる小規模な銀河群(しし座銀河群)の主要メンバーです。

M105は視直径が約5分,明るさは約10等級です。ほぼ円形の楕円銀河なので,特に明確な構造は見せてくれず,大型の望遠鏡でも明るい光斑状です。

M105/楕円銀河
赤経 10h 47m 50s
赤緯 12°34’57"
見かけサイズ 5.3×4.7'
実サイズ   光年
等級 10.1等
距離 3600万光年



M95,M96.M105

M95、M96付近の広域画像(右から、M95、M96、M105、NGC3384、NGC3389)