M33

アンドロメダの左足の足元に相当するところにある,満月の2倍ほどの大きな系外星雲です。
典型的な渦巻き銀河をほぼ真上から見下ろす格好をしています。
眼視光度は約6.7等ですが,最高の条件の空のもとでは,何とか肉眼で見ることができます。
双眼鏡では,淡い大きな楕円形の光のシミのように見えます。

距離は約260万光年,アンドロメダ大星雲と同様に,我々の銀河系とともに局部銀河群を構成する主要メンバーのひとつです。我が銀河系もM33とよく似た姿をしているのではないかと考えられています。
大望遠鏡により,この中の散光星雲や球状星団なども多数発見されており,詳しい研究がなされています。
M33/系外星雲(渦巻銀河)
赤経 01h 33m 51s
赤緯 +30°39’ 37"
見かけサイズ 70.8'×41.7′
等級 6.7等
距離 260万光年