カシオペヤ座α星とβ星を結んで,β星の方向に2倍ほど伸ばしたところにある,美しい散開星団がM52(NGC7654)です。距離は約3800光年,100個ほどの微光星が半円状に密集し,双眼鏡で眺めると小さな星雲状に見えます。
M52の南西30分ほど離れたところ(画面右下)に,赤い散光星雲 NGC7635 を見ることができます。
星雲の中央部にきれいな円形の泡のような構造が見られることにより、バブル星雲/しゃぼん玉星雲の愛称があります。これは星雲の内部で起こった超新星爆発による衝撃波面ではないかと考えられています。
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M52/散開星団 |
赤経 |
23h 24m 12s |
赤緯 |
+61°35’00" |
見かけサイズ |
12' |
実サイズ |
13光年 |
等級 |
7.3 |
距離 |
3310光年 |
NGC7635/散光星雲 |
赤経 |
23h 20m 40s |
赤緯 |
+61°12’00" |
見かけサイズ |
16×6' |
実サイズ |
20光年 |
等級 |
− |
距離 |
12400光年 |
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