おおくま座にある惑星状星雲 M97です。 2つの丸い黒点があるのが特徴で,その姿から「ふくろう星雲(Owl Nebula)」という愛称があります。 北斗七星の柄杓の先から2番目の星,β星(メラク)から望遠鏡の視野を約2度ほど南東に動かすと,赤味がかった円形の惑星状星雲が見つかります。 視直径は3分強と小型ですが表面輝度は大きいので,100倍程度まで思い切って倍率を上げてみると,ふくろうの顔を眺めることができます。 太陽系からの距離は7460光年です。わずか50分北西に離れたところに,不規則銀河M108が位置し,低倍率でこれら2天体を同一視野に捉えることができます。 |
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