NGC2174

NGC2174

オリオンが振り上げた右手のこん棒の先端に相当するところにある散光星雲です。一応オリオン座の領域にある星雲なのですが,ふたご座の兄カストルの足元に近いところにあり,探すのはふたご座の星から辿ります。この写真では右上を見上げた孫悟空の顔の様にみえます。これをひっくり返して見ると,猿の横顔のようにみえます。
眼視で見るのは難しいのですが,カラー写真では非常に明るく写る被写体で,そのユニークな形を楽しむことができます。

太陽系からの距離は約3300光年です。このあたりは冬の天の川の中であり,この他にもいっかくじゅう座のばら星雲に代表されるように,様々な散光星雲が散在しています。

NGC2174/散光星雲
赤経 06h 9m 24s
赤緯 +20°39’34"
見かけサイズ 29'
実サイズ 27光年
等級
距離 3300光年