NGC2359は、シリウスの北東約9度のところにある散光星雲です。 差し渡しは10分弱の小型のもので,眼視でもぼんやりした全体の形状はわかります。 その形から「トールのかぶと星雲」とも呼ばれます。 南北2つの部分からなり,90度左回転すると、左右に角の出た兜に見えます。 このNGC2359の中には,「ウォルフ・ライエ星」という星があります。 全天で300個ほどしか見つかっていない特異な星で,星の周囲に恒星大気が高速で吹き出して大量の質量が失われている姿と考えられており, そのスペクトルにいくつもの輝線が見られるのが特徴です。 |
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