はくちょう座の南側の翼の部分に広がる,淡いループ状の散光星雲です。 大きく分けて東西2つの部分からなり,東側(写真左方)はNGC6992,西側(右方)にはNGC6960という番号が付いています。 東側のループの方が濃く,「網状星雲」の名の通り,複雑なフィラメント構造をしています。 西側の星雲は4.3等の52番星付近に筋状に広がっています。 これら2つの星雲の中間あたりにも,番号の付いていない淡い星雲が広がっています。 これらの星雲は,数万年前に爆発した超新星の残骸と考えられており,現在でも秒速100kmで外側に広がり続けています。現在の実直径は約50光年,太陽系からの距離は1600光年です。
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