◆山村生活記:2013年

ラブジョイ彗星(2013.12)

期待されていたアイソン彗星が、太陽への接近とともに突然消滅したため、近くに見えていたラブジョイ彗星が主役に躍り出ました。
明け方の東空に4等星でボーつと見えています。写真写りがよく、尾がきれいに見えます。ヘルクレス座M13球状星団の近くです。

2013.12.12 4h45m
80mm ISO6400 60s
2013.12.12 5h13m
400mm ISO6400 60s



夏〜秋の星団・星雲

 今年は夜の晴天が極めて少ない。星団・星雲を撮影できる月の無い晴天は殆どなかった。秋から冬にかけての満天の星空を期待したい。

散光星雲は、銀河系内で、不規則な広がりを持って光っている星雲です。これは星間物質のガスが光っているもので、中にある星の影響でガス自体が光る「発光星雲」と、星の光をガスが反射して光る「反射星雲」とに分けられます。
発光星雲は赤外線など肉眼では見えない光で輝いているものが多く、肉眼で見るのは困難だが、赤外線カットフィルターをはずしたディジタルカメラで撮影すると、暗黒星雲の入り組んだ赤い星雲として写ります。


2013.10.26
はくちょう座
NGC7000 北アメリカ星雲
2013.10.26
はくちょう座
IC5067 ペリカン星雲
2013.10.26
はくちょう座
北アメリカ星雲&ペリカン星雲
2013.10.27
はくちょう座
NGC6992 網状星雲
2013.10.27
ペルセウス座
NGC1499カリフォルニア星雲
2013.7.17
いて座
M8,M20
2013.8.1
いて座
M17 オメガ星雲
2013.10.2
みずがめ座
NGC7293 らせん星雲
2013.10.2
こと座
M57 環状星雲
2013.10.2
こと座
M57 環状星雲(トリミング)
2013.10.9
はくちょう座
IC5067 ペリカン星雲
2013.10.12
こぎつね座
M27 亜鈴星雲
2013.10.12
こぎつね座
M27 亜鈴星雲(トリミング)
2013.10.12
ケフェウス座
NGC7023 アイリス星雲
2013.10.12
はくちょう座
IC5146 まゆ星雲
2013.412
おとめ座
M49 楕円星雲
2013.4.13
りょうけん座
NGC4244 エッジオン星雲
2013.4.13
かみのけ座
M99 渦巻星雲
2013.4.13
かみのけ座
M98 渦巻星雲
2013.4.13
ヘルクレス座
M13 球状星団



コジュケイの親子(2013.7.14)

朝、前の小道を覗いたら、隣接する浄居寺の森に生息している、コジュケイが雛を連れて歩いているのが見えた。それっと、自宅2階に備え付けてあるデジスコで撮影した。
チョロチョロ動くので、ピントが合わずピンボケばかり。
まともそうなのを画像処理して掲載する。雛は6〜8羽いるようだ。
キジの一家も雛連れで歩いている時期だが、こちらも人を見つけると一目散に隠れる。
7/16モズの巣立ち雛がうろうろしてた。
写真下は、デジスコの場所から見た自宅前小道と浄居寺の森の端。この下の谷地に浄居寺がある。この小道は色々な動物が通っていく。


2013.7.14
コジュケイの親子
2013.7.14
コジュケイ
2013.7.16
モズの巣立ち雛
2013.7.16
自宅2階からの風景



コジュケイ(2013.5.14)

隣接する浄居寺の森に、コジュケイの一家が生息している。時々、前の道にでてきて採食している。車に乗っているときは近づいても逃げないが、カメラを持っていない。人をみるとすぐに隠れる。
自宅2階から遠くにコジュケイがいるのが見えたので、デジスコで撮影してみた。
ガビチョウも生息しており、時々出てくる。大きな毛虫を10分ぐらい突きまくってやっと捕まえた。

2013.5.14
コジュケイ
2013.5.14
コジュケイ
2013.5.3
ガビチョウ
2013.5.2 オオルリ
八ヶ岳大泉飛沢溜池
2013.5.2 オオルリ
八ヶ岳大泉飛沢溜池


2013年度の土星

 4月29日におとめ座で衝を迎えた。
今冬は上空の寒気団の勢力が非常に強く、急流の底の石を見ているようで
像が全く安定せず撮影には全く不可能な状況にあった。5月9日の夜は像は
ちらつくが比較的気流が安定していたので撮影してみた。
環がかなり開いて、最も土星らしい端正な表情を見せている。
気流の影響で、環にあるカッシーニの間隙は太めで、全周写っていないのが残念。もう少し気流が安定してほしいものだ。
画像は上が南極(倒立像)で、土星の北極側を見ている。


2013.5.9
土星



パンスターズ彗星(2013.3.12〜)

 3/10に太陽に最接近した後、夕方の西空に姿を現した。
期待された程明るくならなかったが、3/12、まだ薄明かりの残る甲斐駒ケ岳の上空に見ることができた。1等星程度。望遠レンズの固定撮影で明るい頭部と淡く延びた尾がとらえらた。
3/16 日没時の高度は高くなったが、これ以上増光せず。
写真写りは良いが、双眼鏡で見える程度で、大彗星にはならなかった。
12月のアイソン彗星に期待しよう。


2013.3.12
甲斐駒に沈む彗星
2013.3.12
400mm望遠撮影
2013.3.14
105mm
2013.3.15
700mm望遠撮影



くらげ星雲、モンキー星雲(2013.2.13)、春の渦巻銀河(2013.3.16)

 機材の調整やピント合わせがいまいちで、ピンボケ・星像流れ写真の域をでないが、なんとか散光星雲を撮影・画像処理がさまになりつつある(と思う)。
ふたご座の足元にある散光星雲(くらげ星雲とモンキー星雲)を撮影してみた。
春・秋の星座に多い、渦巻銀河を撮影してみた。

2013.2.13
ふたご座
IC443 くらげ星雲
2013.2.13
オリオン座
NGC2147 モンキー星雲
2013.312
りょうけん座
M51子持ち星雲
2013.312
おおぐま座
M81,M82
2013.315
おおぐま座
M101回転花火星雲
2013.316
おとめ座
M104ソンブレロ星雲
2013.310
しし座
NGC2903
2013.211
しし座
M95,M96,M105
2013.312
しし座
M95,M96
2013.316
しし座
M105,M96(右下)
2013.312
しし座
M65,M66,NGC3628
2013.4.8
おとめ座
NGC5363 .5364
2013.4.8
へび座
M5 球状星団
2013.4112
おおぐま座
M97 ふくろう星雲
2013.4112
かみのけ座
NGC4565 エッジオン銀河



その他、習作レベルの写真はこちらから。


水星(2013.2.11)

 夕方西空に、水星が見られる。2/11夕方には、細い月と水星が甲斐駒ケ岳の近くに沈むのがみられた。

2013.2.11
水星と月(甲斐駒ケ岳)


トラツグミ(2013.2.1)

 自宅2階から東側草地を見下ろすと、ホオジロやカワラヒワに混じって、トラツグミが歩き回っていた。色んな野鳥や動物がうろつくが、トラツグミははじめて。
その他、自宅2階から撮影した鳥を掲載。

2013.2.1
トラツグミ
2013.1.12
オナガ
2012.10.27
ノスリ



2013年元旦

穏やかな晴天。
甲斐駒ケ岳は青空の中、八ヶ岳は雲に覆われている。
穏やかな晴天のせいか、エナガ、ジョウビタキ、ホオジロ、カワラヒワ、モズなどが次々やってくる。
昨年は、左目の緑内障手術による入院に始まり、金環日蝕、金星の日面通過などを見ることができた。眼圧も両目とも正常値の範囲内に治まっており、左目失明も当面回避できたようだ。

今年は、春にはパンスターズ彗星(C/2011 L4)が、12月ごろにはアイソン彗星(C/2012 S1)が、どちらもマイナス等級まで明るくなると予想されている。
期待を裏切らないように、雄大な尾を引いた大彗星に成長してほしい。

2013.1.1 甲斐駒ケ岳




                 
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