2016年度の火星
火星は5月22日にさそり座で衝となり、5月31日に2年2ヶ月ぶりに地球に最接近した(-2等、視直径18″)。
南中時の高度は真冬の太陽の高度(30°)程しかなく、気流の影響をもろに受けるため細かい模様の撮影は難しい。
写真は、画像上方向が南。
火星像の11時の方向に南極冠(霧が立ち込めている)、5時の方向に北極冠(雪は消えかかっている)が見える。
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2016.5.19
0h23m
中央経度:78° |
2016.5.20
22h19m
中央経度:30° |
2016.5.22
22h3m
中央経度:16° |
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2016.5.27
22h4m
中央経度:325° |
2016.5.27
23h4m
中央経度:340° |
2016.6.3
22h3m
中央経度:263° |
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2016.6.18
20h23m
中央経度:105° |
2016.9.1
18h11m
中央経度:90° |
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2014年度の火星
2014/4/9におとめ座で衝を迎える火星は、4/14に2年ぶりに地球に最接近した。
今回の接近は視直径15.2秒角の中接近だが、春の安定した気流のもとでの観測が期待されていた。
が・・・今冬は寒気団が非常に強く、望遠鏡内の像は踊りまくって、4月になってもまともに撮影できなかった。4/7にやっと落ち着いた高気圧に覆われ、4/8にやっとまともな撮影ができた。
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2014.4.8 23h15m
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再画像処理画像 |
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4/8写真は、画面上方が南。画面下右側に北極冠が、画面上左側にヘラス盆地を覆う大きな雲が見える。中央にむけて垂れ下がる模様は大シルシス。
2012年の火星
2012.3.6 2年2ヶ月ぶりに火星が地球に最接近した。
今回の接近は、視直径はおよそ14秒程の、最大接近時に比べ半分ほどの小接近であり、しかも、今冬は寒波が厳しく上空の気流がきわめて悪く、特に山麓の気流の乱れは最悪に近かったが、3月になって気流の乱れも少し落ち着いてきたが、夏が近づいても相変わらず気流の乱れが激しく安定せず。6月は天候が安定せず撮影できず。
今期は、火星の北極(仮面の下側)方面が見えている。接近前は北極冠が白く大きく見られたが、火星の夏に伴い、北極冠は小さく淡くなってきている。7月には北極冠は小さく殆ど見えず。代わりに南極(上部)付近のヘラスの雲が白く広がってきた。
時間の経過とともに火星表面の模様がすこしづづ移動しているのがわかる。
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2011.11.4 4:50:17 |
2012.2.20 23:36:10 |
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2012.3.1(1) 22:09:32 |
2012.3.1(2) 23:54:04 |
2012.3.13(1) 20:15:06 |
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2012.3.13(2) 20:57:36 |
2012.3.13(3) 22:19:26 |
2012.3.13(4) 22:38:36 |
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2012.3.14(1) 21:56:30 |
2012.3.14(2) 23:04:48 |
2012.4.10 19:51:14 |
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2012.4.28(1) 19:53:52 |
2012.4.28(2) 21:48:50 |
2012.5.7 17:54:04 |
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2012.7.1. 19:39:30 |
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